2021年10月4日、全道のセイコーマートで『おにぎりパン(ツナマヨ)』が発売開始となりました。
おにぎりパンと聞いて「いやいや、おにぎりはおにぎり、パンはパンって別々で食べたいってw」とか「見た目のインパクト狙いの商品でしょ?」なんてお思いのそこのあなた。
ちょっと待ってください!
そこはちゃんと理由があるんですよ!!
道内で有数の米産地 新十津川町とのコラボ商品
空知の新十津川町は道内で有数の米産地。特にお酒の原料となるお米「酒米」の作付面積は154ヘクタール(2020年)と道内トップを誇ります。
地産地消を推進し新たな道産原材料の開拓にも余念がないセコマが、今回お米のマチとコラボし酒米を使用したパンを開発したというわけです。
食品ロスを削減させるお米シロップを使用
日本酒は表面が削られた酒米から作られます。削れば削るほど良質な日本酒が出来ますが、削りカスである「酒米粉」の使用用途が見つからず、家畜の飼料にする以外は多くが廃棄されていました。
コロナ禍による飲食店の営業自粛でお酒の消費量が落ち込む中、地元の酒米のロスを無くそうと新十津川町と茨城の農研機構が酒米粉を発酵させた酒米粉のシロップ「しんとつかわお米シロップ」を開発。町は特許も取得しました。
わたしたちが普段食べているお米とは組成が違うため、米粉のようなパン作りの材料にするには不向きだったので活用されてこなかった酒米粉。
ですが、発酵させてお米のシロップにしてみると…あら不思議!天然由来の万能甘味料になることがわかったというわけです。
しっとりふんわりほのかな甘さ
袋を開けると直巻きおむすびの袋を開けた時のような海苔の良い香り。
パンはお米シロップによってしっとりした生地となっていて、ほんのりとした甘さを感じます。中のツナマヨもしっかりした味で美味しいです。
一見、見た目のインパクト狙いのように見えるこの商品ですが、そこに込められている本来は捨てていたものを活用するという町の取り組みと、それとコラボして商品開発するセコマの地元企業としての姿勢は素晴らしいと思います!
ごちそうさまでした!
おにぎりパン(ツナマヨ)しんとつかわお米シロップ使用
セイコーマート
本体価格:128円(税込価格:138.24円)
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